ドライ通湿工法とは

外装板と通湿溝を設けた断熱材から構成され、通湿する乾式密着外断熱工法です。
タイル貼り仕上げなど多様な仕上材に対応します。外装板は、平成25年省エネルギー基準地域区分の1~3地域用の繊維補強セメント板(厚み12㎜)と4~8地域用の繊維混入セメント板(厚み12㎜)があります。
どちらも不燃材で、防火性・耐凍害性・耐久性に優れています。
断熱材は、断熱性・耐久性に優れた押出ポリスチレンフォームを使用し、その厚みは平成11年省エネルギー基準地域区分の各地域に対応します。
※国土交通省耐火2時間構造認定 FP120BE-0078
※外装材不燃番号 NM-9744

[耐久性]

外装板は高い耐久性と、KSSパネル工法と同等の専用取付金具により、優れた耐風圧性能・耐震性能を兼ね備えています。

[施工性]

後貼工法(改修・新築後貼り)で、通湿溝付断熱材と外装板を別々に施工し、現場で複合板化するため、容易に通湿層が確保できます。

[バリエーション]

「型枠打込み工法」(新築)と「後貼り工法」(リフォーム・新築後貼り)を用意しています。

[通湿工法の特徴]

密着パネル外断熱工法で、結露が発生しやすい外装板と断熱材の間に溝加工を施し湿気を逃がす構造です。
※湿気は圧力差(圧力が高い方から低い方へ)で移動するため、解放された通湿溝へ集まり外部へ放出されます。また、太陽熱により外装材が暖められ、通湿溝内の空気温度が高くなり上昇気流が発生します。


ダンウォールドライ通湿パネル

ダンウォールドライパネルと同様の構成で断熱性や耐久性等の性能はそのままに、外装板と断熱材の間に溝加工を施すことで湿気を逃がす構造になっています。結露の発生を防ぎ、多様な仕上材に対応することができます。


断面図

[後貼工法 断面図]

[複合パネル後貼工法 断面図]


後貼工法

台座取付け

スタート位置最下部に水平に台座を取り付ける

墨出し

パネル割付図に添って墨出しする

断熱材取付け

断熱材を割付および、躯体に合わせてカットし、躯体に接着剤をダンゴ付けして、台座上より下部用断熱材を貼る。
断熱材はタテ貼りにして全て突き付けで貼る。

外装板の取付け

外装板を割付および躯体に合わせてカットし、座掘穴を開ける。

外装板の裏面四方に接着剤を串バケで塗布。外装板はヨコ貼りにして、断熱材目地と外装板目地をずらして貼る。目地はタテ3m以内、ヨコは階高近辺に設ける

端部処理

開口部等のパネル端部に小口巻材を取り付ける

パテ処理・シーリング

ボルト頭、セパ穴にパテ処理。目地部にシーリング施工

仕上げ

タイル貼りの場合は、必ず弾性接着剤を使用する。塗装仕上げの場合は、メーカーの仕様を厳守


複合パネル後貼工法

台座取付け

スタート位置最下部に水平に台座を取り付ける

墨出し

パネル割付図に添って墨出しする

パネルの現場加工

外装板を割付、躯体に合わせてカットし、座堀穴を開ける。また目地位置の小口部に断熱目地材をプラ釘で留め付ける。
根回り部の小口巻は通湿孔を設けて設置する

接着剤塗付け

壁面に所定のピッチで接着剤を団子状に塗付ける

パネルの取付け

パネルを台座に乗せ、墨出しに合わせてハンマードリルにて穴あけをし、後貼り金具を差し込みインパクトドライバーで留め付ける

パテ処理・シーリング

アンカー頭部にパテ処理。目地部にシーリング施工

仕上げ

塗装仕上げの場合は、メーカーの仕様を厳守。タイル貼りの場合は、必ず弾性接着剤を使用する。(ただし、パネル間シーリングの上は跨いで貼り付けないようにする)